エコノミークラス21
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ひとくちに「東京?バンコク間」といっても、航空路は1つではない。いくつかあるルートのうち、フライト当日の出発地や目的地の天候のほか、航路上の風の流れなどをもとに、最適なコースが決められる。フライトの前に、機長が運航管理者と飛行計画について話し合い、気象状況を確認したうえで、最も飛行時間が短くてすむ経路を選ぶのだ。こうして選択されたルートを「ミニマム・タイム・トラック」(MTT)という。日本発着のフライトの場合は、上空のジェット気流(偏西風)の影響を受けやすく、これを十分考慮したうえで「ミニマム・タイム・トラック」を設定しなければならない。特に冬になるとジェット気流は強まるため、季節ごとに選択されやすいルートは異なってくる。たとえば、太平洋上空を飛行するフライト(主に東京?ハワイおよびアメリカ西海岸間)では、ルート設定は毎日のように変わる。東京からロサンゼルスに向けて飛行する場合などは、アラスカ付近を通ることもあれば、もっと南の太平洋上を飛ぶこともあり、ルートどうしが300?400踊も離れていることもめずらしくない。